今すぐ履歴書を書きたくなる 子育てママのための 採用力UP!ガイド

子育て中のママのための再就職ノウハウを大特集!
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就活成功の近道はちょっとの知識とちょっとの工夫。
ぜひ活用してハッピーな再就職をめざそう!

STEP 1

企業の本音、聞いてきました

企業の本音、聞いてきました

企業の採用担当者は「子育て中の主婦」をどんな目で見ているの?
業界最大手で創業50年を超える「お仏壇のやまき」様、ベンチャー企業で躍進中の「株式会社エーツー」様、対照的な2社に、ママの採用についてお話をうかがった。

CASE1

老舗企業はママウェルカム

株式会社 お仏壇のやまき 代表取締役社長 浅野 秀浩さん
株式会社 お仏壇のやまき 代表取締役社長
浅野 秀浩さん

「子育て中の主婦は、対応力が高い人が多いのです。企業にとって、財産です」

今回お話を伺ったお仏壇のやまきは、1964年創業の業界最大手企業。代表取締役社長の浅野秀浩さんは子育て中の女性についてこう語る。「ひとことでいうと、対応力が高く、アレンジ力があると思います」。ママは子どもの病気など、突発的で想定外なアクシデントに慣れている。だから仕事でもとっさの判断が優れていることが多いのだという。物販業(サービス業)は、予想外のお客様の要求にも機転の利いた対応をしなくてはならない。「その時の対応がよい社員が多いと、自然に顧客満足度が上がり業績もアップします」。

社長の浅野さんも2人のお嬢さんの父。写真をデスクに飾っている。
社長の浅野さんも2人のお嬢さんの父。
写真をデスクに飾っている。

しくみを変えて積極的に主婦を採用
「就業形態を主婦のスタイルに合わせました」

数年前、やまきは子育て中の女性が勤めやすい短時間勤務制度と、劇的な業務改変を行った。以前は販売、営業、経理、総務の4つの職種に分かれており、ほとんどの会社と同じく誰かが休むと同じ職種の人間が代替していた。が、浅野さんは職種の壁を取り払い、全員がオールラウンドプレーヤーになれるよう200ページ超のマニュアルを作成、約3カ月の研修を設け皆が4職種のスキルを身につけられるようにした。これなら誰かが欠勤しても業務に支障を来さないため、ママ特有の急な子どもの病気などにも対応しやすい。また育児支援勤務など複数の短時間勤務制度を用意。それは、子育てで休職中の優秀なママを採用したいから。「自分たちの都合に合わせるのではなく、主婦のライフスタイルに合わせる就業形態に変更したのです」。
結果はどう作用したのだろうか?

パート社員の土山佳子さん。小学生のお子さんが2人いる。
パート社員の土山佳子さん。
小学生のお子さんが2人いる。

ママ力で会社の業績もアップ
「売上トップ10の半数はパートの主婦社員です」

結論からいって、この施策は大成功。就業ルールやしくみを変え、お客様の要望に応えるスピードも早くなったことから、業績はアップした。ここ10年はほぼ増収だという。
「野球にたとえると、子育て中のお母さんは、一塁と二塁の間のボールも積極的に取りにいってくれる選手なのです」と浅野さんは話す。ママは仮に二塁を守っていても、一塁が弱いと思ったら手助けにいく。外勤と内勤、経理と総務など、隣り合った部署でどちらがやるべきなのか迷う、守備範囲が曖昧な仕事はいくつもある。ママは、そんな「あいだの仕事」に気がつく。相手のことを思いやって行動できる人が多い、と浅野さんは実感している。「気が利く人は社内でも重宝されますが、お客様からも愛されます。当社の販売の売上トップ10は半数以上がパート社員の主婦です」。子育て中のママには自然と身に付いているであろう判断力や観察力。浅野社長はそれを「財産」といい、太鼓判を押す。

ママへのアドバイス

  • 子育て中のママは判断力、対応力が高い
  • ママの能力は企業からも高評価
  • 「思いやり」もスキルの一つ

CASE2

ベンチャー企業はやる気重視

株式会社エーツー業務部総務課 課長の堀野麻須美さん
株式会社エーツー業務部総務課 課長の堀野麻須美さん

多彩な働き方を用意
「子どものいる女性役職者もいます」

株式会社エーツーはメディアリサイクル業の先駆けとして、2014年には年商150億円を突破した勢いあるベンチャー企業。業務部総務課 課長の堀野麻須美さんは人事採用担当として年間1,000人以上の求職者と向き合う。「当社の部長にはミセスもいますし、子どものいる女性課長もいます」。ただ、役職に就くまでの女性は例外なく努力している。そこまではまだ頑張れないかも、と思うママには勤務可能な日だけ就業できる登録制アルバイトというシステムがある。これは堀野さんがいちから立ち上げた人事システムだ。きっかけは、採用面接中に「優秀なのに短時間勤務を希望されていて、当社と休みが合わず不採用にせざるを得なかった」という、何人もの子育て中の主婦とめぐりあったこと。「こうした人たちに一緒に働いてもらいたいと思い、考えた結果でした」。説明会を行ったところ、登録者数はスタート1年目にして1,400人を超え、現在では何千人もの人材の登録がある。中でも、活発に稼働しているメンバーは約500人。ママが中心だという。

堀野さんも転職して現在のキャリアに。
堀野さんも転職して現在のキャリアに。

自分を人員の一人とカウント
「企業側の視点を持ってみては」

これから就活をスタートするママたちに、堀野さんはこうアドバイスしてくれた。「大切なのは、”まじめに働く姿勢”でしょうか」。堀野さんが新しい”登録制アルバイト”という人事システムを立ち上げたのも、まじめで優秀なママたちと出会い、共に働きたいと思ったから。真摯な姿勢は人事担当者の胸をうつ。子どもの病気などで休むことはしょうがない。でも、それをどのように挽回するかを常に考えていたり、普段から熱心な働きかたをしているママであれば、突然のピンチにも必ず誰かが手を差し伸べてくれる。自分が会社の人員配置の一人だと認識する、”企業側の視点”を持つことが、社会復帰の第一歩かもしれない。

「働きかたも多様で専門性が身に付きます」
努力重視のベンチャー企業の魅力

「お母さんの能力をどのように活かしていくのか、どのように働いてもらうのかは当社でもこれからの課題です」と堀野さん。自身も転職してエーツーへ。ここで初めて役職に就いた。やる気があれば道は開けるから、優秀なママたちにも頑張ってほしいという思いがある。子どもが小さなうちは登録制アルバイト、そしてパート、正社員へとワークライフ・バランスの変化によって働きかたも変えられる。「比較的新しい企業なら、未経験で入社して、社内で勉強して専門性を身につけることも可能なのではないでしょうか」。堀野さんも未経験から課長にまでなった一人。現在の求人情報だけで判断するのではなく、自分がステップアップできる会社であるかどうかを見きわめることも、求職が成功するカギとなる。

ママへのアドバイス

  • 新しい会社、
    小規模の会社はチャンス大
  • 企業側の視点で自分を見てみよう
  • 自身のステップアップも
    視野に入れて

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