2017年 09月 15日(金)

【コラム:第11回】女性と管理職

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※当記事は、静岡新聞 夕刊「窓辺」(2017年9月11日)に掲載されたコラムです。
(静岡新聞許諾のもと紹介しております)
機会をいただきました静岡新聞様、ありがとうございます。
 
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私は小さな事業部のリーダーをしています。
 
一般には管理職。子どもを持つ女性5人のチームです。
 
今、女性が管理職を引き受けたがらないという話をよく聞きます。
 
以前の私もそうでした。
 
 
仕事は好きでした。
 
子育てとの両立は大変だけど、誰かの役に立つ実感や、恵まれた仲間がいて、毎日充実していました。
 
尊敬する上司に引っ張られる安心感があり、目の前のことに集中できる環境。
 
「ずっとプレイヤーでいたい」と思っていました。
 
34歳の時、より責任あるポジションにチャレンジしないかと打診され、私は「今で十分」と本心を伝えました。
 
長女は3歳。できる自信もありませんでした。
 
しかし、上司が言いました。
 
「経験と能力が上がれば、求められる役割も変わる。その時々の役割を引き受けないとね」
 
管理職になることが、《担うべき役割を引き受けること》という発想が、私にはありませんでした。
 
「役職」はその役割に応じて付いてくるもの。
 
期待される役割を果たそうと努力するうちに、経験によって成長し、その役割に見合う力と役職が後に付く。
 
上司の言葉で考えが変わりました。
 
与えられるものだった「やりがい」と「環境」は、自分でつくるものだったのです。
 
 
結果どうなったか。
 
端的に言うと、仕事はいっそう面白くなりました。
 
大変でないか?と問われますが、仕事ならどこにでもある大変さがあっただけです。
 
役割が上がるとき、多少の大変さは乗り越える力が付いています。
 
女性の皆さん、ご心配なく!(了)

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